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2012年04月24日

「歯が命」な職種(1)

アニヲタと称される集団の一員であると自負している、歯科助手 菅です

特にロボットものが大好きですハート
EVANGELIONやガンダム(ものによる)、最近はFate/Zeroで登場人物の外道っぷりがうまく描かれていたのがお気に入りです
苦手なものは萌え系とファミリー向け子供向けのものです

今期ものでアニメ『宇宙兄弟』を観ていましたら、ひとつ歯科的な話を思い出したので星

宇宙飛行士選抜試験において、1次選抜はペーパーですが、2次選抜では体力測定から健康診断もかなり徹底的にすることが描かれています
アニメ『宇宙兄弟』では、この件は登場しませんでしたが、

同じくヒロインが宇宙飛行士になろうとするアニメ『ふたつのスピカ』でヒロインの友人が歯科治療の不備を指摘されるという件がありました


宇宙飛行士になるには虫歯の治療は必須です

なぜならば、ロケット
成層圏などの気圧の低いところでは、虫歯の詰め物と歯の隙間に残っている空気が膨張して、我慢できない痛みを誘発することになるから


宇宙服内の気圧は0.3気圧、スペースシャトル内は1気圧だから減圧に対処しないと減圧症を招く
スキューバダイビングサンゴ熱帯魚後の飛行機飛行機の搭乗は24時間をおいてから、と基準はいまひとつ団体によって異なりますが、それでも罹患する方はいらっしゃるようです
民間飛行機では通常発症しませんが、軍用の飛行機で急速離陸発進すると急減圧と同じ症状になるようです

血中や脂肪の中に溶解している不活性ガス(酸素や窒素)が気泡化します
細い血管を塞いでしまう危険もあります
脳血管や心臓血管を塞ぐと、これはもう命の危機ですどくろ

この減圧に慣らすために宇宙遊泳の12時間前にはスペースシャトル内を0.8気圧にします
さあ、いよいよ出発が近づき宇宙服を着込みます、ここから40分間純粋酸素で呼吸して体内の窒素ガスが排出され減圧準備完了です

なぜ宇宙服内は1気圧ではないのか、
1気圧だとパンパンになって身動きが取れないそうで、0.3気圧くらいがちょうどよいとのこと
↑ビールや炭酸飲料を開栓する様を思い浮かべてください


くれぐれも宇宙飛行士選抜試験に受験される場合にはまずは虫歯対策ですね


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Posted by なおデンタルクリニック at 10:33│Comments(0)歯科的な話
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